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会の子供たちがプールに入るときは、必ず当番の保護者の方が引率して入場します。1時間の練習時間の間、25mプールを何往復するのでしょうか。1000mと聞いたときには「私には無理だな。」と瞬間思いました。本当に泳げなかった子供たちがみるみる進歩していくのですから、親としては涙なくしては見られません。練習が終わると保護者の方は必ず迎えにきます。指導を任せたのだから全てお任せではなく、あくまでも親としての立場は確実にやり遂げていくという姿勢が貫かれています。最初に「水泳の練習に関して私が叱りますので、お母さんたちは泳ぎをけなさないで下さい。少しでも褒めてあげてください。」とコーチに言われた言葉が印象的でした。自分の子供のように熱く接してくださるお二人の姿勢には、頭が下がります。このタックルと親御さんたちの連携プレーで、このサークルは運営されていると思います。
行事も盛り沢山で夏には花火大会を催したり、辰巳の国際水泳競技場で泳ぐこともあります。年度の締めくくりのカレーパーテイも母親たちの手作りで運営されています。上級生が下級生の面倒を骨惜しみすることなく見る姿は、親御さんたちの姿勢を見て、自然に身についてきたのではないかと思います。近頃失われつつある『いい意味でのおせっかい』という言葉の心地よい響きが思い出されるサークルだと言えます。他人の子供だからという枠をこえ、地域の子供たちを育てるために水泳と言う形をとりながら、叱るときには容赦なく声がかかる。石原コーチも小沼さんも子供たちのためにどうやればいいのかという観点から見ていてくれるので、いつも和気藹々とした雰囲気に包まれています。それも継続している理由のひとつとお見受けしました。
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代表の小沼さんと息子さん
総会と「6年生を送る会」も兼ねたカレーパーティの様子 |
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