“日本橋”に憧れて、この地に住みついてしまいました。 大好きな日本橋と、もっと関わりたい!という思いから、地域のボランティア活動に参加しています。
皆さんは「老舗」というコトバにどんな思いをお持ちですか? 日本橋には江戸時代から続く素敵なお店がたくさんあります。でも「自分とは余り縁がなさそう…?」と、憧れつつも、なんとなくそんな風に以前の私は感じていました。 そんな老舗のひとつ「榮太樓總本鋪」で買い物をする機会がありました。榮太樓さんといえばテレビCM「はーい榮太樓です♪」でもお馴染み(ちょっと昔ですが…)ですね。以前から知ってはいましたがお店に入るのは初めて。入り口の大きな暖簾がいかにも老舗の風格です。
榮太樓飴 缶入 梅ぼ志飴(347円)
店内は広くて明るく、きれいに磨かれたガラスケースには美味しそうな和菓子が並んでいました。季節の生菓子の控えめな美しさ。噂の「金鍔」。どれもこれもステキで目移りしてしまいます。と、その時目に入った一際目立つ赤く平たい缶。これが人気の「梅ぼ志飴」です。 それは、もう何年も前に亡くなった祖母が、大好きでいつも身近においていた飴でした。缶を見てそのことに気づいた途端、その飴と祖母との思い出がいくつも蘇ってきました。遊びに行くといつもこの飴をもらったこと、幼心に宝石のようにきれいな飴だと思っていたこと、小さな粒にぎゅっと詰まった濃厚な甘さがじわっと口いっぱいに広がるあの幸福感etc…。それは、ちょっぴり遠いものだった老舗が、ぐっと身近に感じられるようになった瞬間でした。それまでは「歴史」「江戸の香り」「確かな品質」といった点に老舗の魅力を感じていたのですが、それと同時に、両親、祖父母、先祖と私、そしてきっと子孫が、幾代も変わらぬ同じものを愛で、その日常と思い出を受け継ぎ、つながっていけるというロマンもあることに気づいたのです。
この一件の後、海外で現地の方と結婚し暮らしている友人に梅ぼ志飴の話しをしたところ、なんと彼女のお祖母様も同じ飴が大好きだったという話がでてきました。その後彼女は懐かしくなって、日本に住むご両親に飴を送ってくれるよう頼んだそうです。きっと、梅ぼ志飴は、海の向こうでも新しい思い出をつくっていくことでしょう。榮太樓さんのほか日本橋には、山本海苔店、千疋屋總本店、にんべん、小津和紙などたくさんの老舗があります。みなさんも、ぜひ日本橋の老舗で思い出を見つけてみてくださいね。 ・榮太樓總本鋪 http://www.eitaro.com ・山本海苔店 http://www.yamamoto-noriten.co.jp ・千疋屋總本店 http://www.sembikiya.co.jp ・にんべん http://www.ninben.co.jp ・小津和紙 http://www.ozuwashi.net