A. 痛風の発作は、関節が赤く腫れ上がり激しい痛みを伴うのが特徴です。字のごとく「風邪があたっても痛い」のが痛風です。ある日突然に起こり、長くても1〜2週間で痛みは消えてしまいます。しかし、これで治ったのではなく、痛みが無くても進行中ということもあるので要注意です。
Q. どんなひとが痛風になるの?
A. 日本では1960年代から痛風が多くみられるようになりました。当時はぜいたく病とも言われ、美食家、大酒飲みに多いとされましたが、現在では食生活の変化に伴い一般的な病気として知られるようになりました。痛風は圧倒的に男性多く、また40歳以上、肥満、お酒好き、肉食好きなどに多いようです。
Q. 食事で注意することは?
A. 尿酸とは身体の新陳代謝などでできる老廃物ですが、尿酸のもとはプリン体という物質で、細胞や食品に含まれています。このプリン体を多く含む食品をできるだけ避けることが必要です。プリン体を多く含む食品を例にあげると、煮干し、かつお節、干ししいたけなどの干物、鶏・豚・牛のレバー、かつお、車えび、さんま、まぐろ、大豆に多いとされています。意外と魚に多いことに驚きますね。あくまでも食事のバランスが大切ですので、極端な食事制限は必要ありません。
Q. お酒は飲んでもいいですか?
A. プリン体が圧倒的に多いのがビールですが、アルコールはどんな種類でも飲みすぎると尿酸値が上がります。中でも比較的少ないのが焼酎のようです。また、休肝日をもうけることによって毎日飲むのと比較し、尿酸値は減少するといわれています。
Q. 運動はしたほうがいいですか?
A. 適度な運動は肥満の解消にいいのですが、逆に激しい運動は尿酸値を上げてしまいます。また、運動の後には十分水分をとるように心がけましょう。