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Q.インフルエンザの症状を教えて下さい。 |
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インフルエンザの典型的な症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、咳、鼻水などもみられることがあります。普通の風邪とちがって、全身症状が強いのが特徴です。潜伏期間は1日から5日とされています。通常、症状は1週間で軽快することがほとんどですが、肺炎などを合併することがあるので注意が必要です。 |
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Q.風邪とインフルエンザはどう違うのですか? |
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普通の風邪が流行しても死亡する人はあまり増えませんが、インフルエンザが流行すると、特に65歳以上の高齢者や慢性疾患患者で死亡率が高くなります。つまりインフルエンザは気管支炎、肺炎など併発し重症化することがあるのも特徴のひとつです。 |
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Q.予防接種はいつ行うものなのですか? |
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毎年インフルエンザが流行する前の12月中旬までに受けておくと効果的です。
予防接種を受けてからインフルエンザに抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5ヶ月間とされています。 |
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Q.効果はあるのですか? |
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インフルエンザ予防接種の有効性は世界的にも認められています。
65歳以上の高齢者に対して行った調査では、予防接種を受けないでインフルエンザにかかった人の34%〜55%は、予防接種を受けていればインフルエンザにかからずにすんだこと、また予防接種を受けないでインフルエンザにかかって死亡した人の82%は、予防接種を受けていれば死亡せずにすんだと報告されています。
また、インフルエンザウイルスは毎年変化しながら流行するため、毎年流行が予測されるウイルスにあった予防接種を受けておくことが効果的です。ちなみに平成14年度のインフルエンザワクチン製造株は、A型株:A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)、A/パナマ/2007/99(H3N2)、B型株:B/山東/7/97であります。昨年と比べてA型株の2種類は同じですが、B型株が新しくなっています。 |
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Q.もしインフルエンザにかかってしまったら? |
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安静と休養、保湿と水分補給が必要です。現在数種類のインフルエンザ治療薬が開発されています。これは発症48時間以内に服用しないと効果がないとされているので、風邪と考えずに早めに医療機関を受診しましょう。
また、重要な点としてインフルエンザに罹っているときは使用してはいけない解熱剤があります。特に15歳以下の患者さんへは、アスピリンなどのサリチル酸系解熱剤、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸といった成分を使った解熱剤を投与しないことになっています。インフルエンザ脳炎、脳症の危険があるとされているからです。
一部の市販のかぜ薬には上記の成分を含んでいるものがあるので注意が必要です。
インフルエンザかなと思ったら自分の判断で薬を服用しないで、早めに医療機関を受診することをおすすめします。 |