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中央区のお医者さん

2004.6月号
 

食中毒

 蒸し暑い季節になりました。この時期注意しなければいけないのが、食あたり。食中毒はもともと行政用語であり、同一の食品の摂取によって複数の患者が生じた場合を意味します。食中毒の原因は病原微生物、化学物質、自然毒などいろいろあります。中でも夏に多いのが細菌(腸炎ビブリオ)によるものといわれています。さて、腸炎ビブリオとは?

 

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Q. どんな菌ですか?

  A. 腸炎ビブリオは好塩性が特徴で、海水の濃度で繁殖します。冬場は海底にいますが、夏になり海水の温度が上がってくると増殖するため、沿岸海水域で収獲された魚介類は汚染されている可能性が高いようです。 イラスト
2 Q. どんな症状ですか?
  A. 一般的には、下痢、腹痛、嘔気、嘔吐、発熱がみられます。潜伏期間はおよそ10〜24時間とされています。
3 Q. 何を食べると罹りますか?
  A. 5年前の統計になりますが、多い順に寿司、生食用貝類、ウニ類、刺身類などの摂取が食品としては多いようです。
4 Q. 注意点は?
  A. 厚生労働省の数年前の報告では、食中毒の発生場所の多い順に飲食店、次いで家庭が多くなっています。自宅で調理をする際には、魚介類をよく真水で洗い、別の食品とはまな板を別にするように心がけましょう。また、食品の温度管理にも注意がひつようです。 イラスト

 
林先生
林 剛一
(はやしごういち)
銀座胃腸クリニック院長。順天堂大学医学部卒業。ニューヨーク留学中に内視鏡の世界第一人者である新谷弘実先生から新谷式大腸内視鏡挿入法を伝授される。以来年間、約2千件以上の大腸内視鏡をこなし、早期の胃癌および大腸癌の治療を数多く執刀。
でも、休日はねこといっしょにお昼寝するのが趣味という動物好き。

銀座胃腸クリニックホームページ


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2004年6月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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