A. 私たちの身体は約５０兆個の細胞からできています。たんぱく質はこれらの細胞の主成分で、体重の約２０％をしめています。また、ホルモンや酵素の成分でもあります。たんぱく質は２０数種類のアミノ酸の結合によって作られています。
Q. アミノ酸の種類は？
A. 必須アミノ酸と非必須アミノ酸の２種類に分類されます。非必須アミノ酸はほとんど体内で合成することができますが、必須アミノ酸は体内で合成することができないので、食物からからだに取り入れなければなりません。必須アミノ酸は８種類あり、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、トリプトファン、フェニルアラニン、スレオニンがそうです。
Q. どんな食事に入っていますか？
A. 食品に含まれるたんぱく質は、植物性と動物性に分けられます。植物性たんぱく質を含む食品には、大豆、とうふ、納豆、きなこ、豆乳などの大豆製品や、他の豆類、ごま、などがあります。大豆のたんぱく質は昔から畑の肉といわれ、必須アミノ酸の量も動物性たんぱく質に類似しているようです。
Q. 運動する際に効果がありますか？
A. 筋肉組織のたんぱく質であるアクチン、ミオシンの主成分はバリン、ロイシン、イソロイシンであり、これらの必須アミノ酸を補給することは、筋力の向上や、疲労回復につながるとされています。また、運動後に体内で産生される乳酸の上昇を抑える効果があるとも報告されています。
