A. 犬、猫などから感染する代表的な病気をあげます。 レストスピラ病、キャンピロバクター症、ブルセラ病、エルシニア症、パスツレラ症、 サルモネラ症、猫ひっかき病、クラミジア、Q熱、狂犬病、皮膚糸状菌症、トキソプラズマ症、トキソカラ症、エキノコックス症、犬糸状虫症、瓜実条虫症などがあります。 症状はその病気によって様々です。体調に変化あるようでしたら、医療機関への早めの受診をおすすめします。 また、鳥インフルエンザは、感染した鳥との接触などによりまれにヒトに感染します。
Q. どうやってうつるのでしょうか?
A. 犬や猫のノミやマダニは、スキンシップによってうつることがあります。キスや口移しで、寄生虫の卵を飲み込んでしまうことがあります。動物の身体に付着している寄生虫の卵を飲み込んでしまうこともあります。 一緒に寝ている間に、ノミ、ダニにうつったり、卵を口にしたりしているケースもあります。また、動物の糞便中に卵があった場合、その周囲は汚染されていると考えたほうがよいでしょう。また、鳥の糞には触れないように心がけましょう。
Q. 注意する点を教えて下さい
A. 口移しで食べ物を与えないようにする。勿論、人と同じ箸を使わない。 キスをしたり、舐められたり、ひっかかれたり、咬まれたりしないように注意する。 動物に触れたら、すぐに手を洗う。 犬、猫、鳥などの糞便の処理や清掃の際は、直接手で触れないようにして終ったらすぐに手を洗う。 動物の身体のノミのチェックをまめにする。 ペットと一緒に同じ寝床で寝ないようにする。 動物病院で、定期的にペットの検査、寄生虫などの駆除を行う。
Q. 妊娠中には猫を飼ってはいけないのですか?
A. 猫の糞便から経口感染するトキソプラズマ症という病気があります。通常は無症状ですが、抗体を持たない妊婦が感染した場合、胎児に感染して重篤な病気を起こす危険があります。猫の糞便を定期的に検査し、上でも述べた注意点に気を付けてください。
Q. 小鳥やニワトリを飼っていますが、鳥インフルエンザは大丈夫ですか?
A. 今までの報告によると、鳥インフルエンザはいろんな種類のトリに感染する可能性があるとされています。ペットとして飼育しているトリがただちに危険になることはないと言われていますが、排泄物はすぐに清掃し、手洗いを徹底することが重要でしょう。
Q. 鳥インフルエンザに治療法はありますか?鶏肉や鶏卵を食べても大丈夫ですか?
A. 鳥インフルエンザはA型インフルエンザです。現在使用されている抗A型インフルエンザウイルス薬は効果があるとされています。 現在のところ鳥肉などを摂取してヒトに感染した例は報告されていません。ちなみに、インフルエンザウイルスは加熱(75℃、1分)で死滅すると言われています。