リクルートの本社が銀座にありましたから、以前から中央区とは縁がありました。焼肉、フランス料理のお店など、ほとんどが“美味しいものを食べに来る所”という感じでした。(株)ライツのオフィスをこの勝どきに決めたのは、交通の便利さもありましたし、環境としては賑やか過ぎず、新しい仕事のスタートが落ち着いて切れると思ったからです。実際に移って来て、都心にありながら静かな環境で、仕事場としての居心地は大変良いです。現在仕事の関係で、年間の四分の三ぐらい日本にいますが、全国各地を飛び回っているので、なかなかゆっくりここで過ごせないのがちょっと残念です。
オフィスを開いてすぐの頃でしたか、お隣の月島第2小学校に「カンボジアの子供たちについて生徒さんたちに話させてください」とお願いに伺いました。たまたま走ることのお好きな校長先生で、理解とご協力を賜り、講演をさせていただきました。子供たちとの交流もでき、この地域がより身近に感じられ、すぐに溶け込むことが出来ました。また昨年(2003年)10月に月島運動場で行われた「区民スポーツの日」では、トークショーを行いました。途中雨が降り始めたのですが、みなさん傘をさして熱心に聞いて下さり、子供たちとも実際に一緒に走って、とても楽しく感激したのを覚えています。ハート・オブ・ゴールドや人口基金の仕事にも通じることですが、ともかく現場に出て、実際に見聞きし触れる。なによりも、直に接することがとても大切なことだと思います。これからもどんどん機会があれば出て行きたいと思っています。
現在抱えている仕事を、今まで以上にしっかりとこなして行きたいと思っています。来年(2005年)2月には長野でスペシャルオリンピックスという知的障害者のための世界大会が開かれます。こういう大会があることさえあまり知られていない状況ですので「500万人トーチラン」を企画、発起人になり、全国各地トーチを繋いで、知的障害を持つ方たちへの一般の理解を深めたいと思っています。また、来年(2005年)秋には私の出身地で「おかやま国体」が開催されます。同郷の木原光知子さん(水泳)、森末慎二さん(体操)と3人で特別応援団「キラリ☆トライアングル」として大会を盛り上げて行きます。応援はもちろんのことですが、これまで国体出場のチャンスがありませんでしたので「そろそろ出番かな!」と、ひそかに走ることを楽しみにしています。今回からハーフマラソンが新しい種目に加えられるという情報もありますので・・・。