喜多川歌麿 生け花

美人画で人気を博した喜多川歌麿は「寛政(かんせい)の三美人」と称された中から、水茶屋の看板娘であった浅草の難波屋おきたと両国の高島屋おひさが花を生ける様子を描いています。歌麿は作品の中に二人を頻繁に登場させ腕相撲や首引きなど、いろいろなシーンでその美を競わせ江戸の人々から好評を得ました。