葛飾北斎 牡丹に蝶(北斎花鳥画集)

本図は版元・西村屋与八(にしむらやよはち)から「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」と、ほぼ同時期に出版された花鳥画シリーズの一枚です。いずれも花をクローズアップしていて、小鳥や虫などを一緒に描いているものもあります。葛飾北斎は、画面からあふれんばかりの牡丹の優美な姿と可憐な蝶を描きました。