葛飾北斎 山下白雨(冨嶽三十六景)

「冨嶽三十六景」は、版元・西村永寿堂(にしむらえいじゅどう)から版行した葛飾北斎の代表作です。「赤富士」と称される「凱風快晴(がいふうかいせい)」と、ほぼ同じ構図の本図は「黒富士」の異名を持ちました。北斎はゴッホやドビュッシーなど、世界の芸術家に多大な影響を与えたことがうかがえる作品です。