歌川広重 佃しま住吉の祭(名所江戸百景)
徳川家康との縁故で摂津国西成郡佃村(せっつのくににしなりごおりつくだむら)の漁師たちが江戸に招聘され、隅田川河口の寄洲(よりす)を譲り受け「佃島」と名付け定住しました。郷里の「住吉神社」の分社を建立し、毎年恒例で祭礼を行いました。歌川広重が描いたのは、巨大な幟が立てられた様子や神輿を担ぐ祭りの光景です。