歌川広重 大はしあたけの夕立(名所江戸百景)
「大はし」とは元禄六(1693)年に隅田川に架けられた、日本橋浜町(中央区)と深川(江東区)を結ぶ「新大橋」のことです。歌川広重は激しい驟雨(しゅうう)をシャープな長い線で表現し、緊張感を漂わせました。世界的にも名高いこの傑作は、画家・ゴッホが模写したことでも知られます。