歌川広重 日本橋 朝之景(東海道五拾三次)

慶長八(1603)年に創架した日本橋は、翌年には五街道の起点に定められ、その周辺は江戸時代の商業の中心地として発展していきました。歌川広重が写したのは橋の南詰からの光景で、大名行列や魚売りなど早朝の日本橋の活気が伝わります。本図は、代表作「東海道五拾三次」シリーズの冒頭を飾った作品です。