既存確認物件の構造安全性の確認について
1.調査の概要
構造計算書偽装問題を踏まえ、平成12年度から平成17年12月までに区で建築確認を行った811件について、構造安全性を確認するため、区に保管されている計算書や図面の調査を行いました(平成18年1月より区職員による調査を行い、疑問があるものについては、第三者機関へ委託)。
2.結果
調査において意図的な書類の差し替えなどの偽装が確認された物件はありませんでした。ただし、9件は荷重の算定や計算条件などについて、更なる精査が必要となりました。なお、これらについて、Qu/Qunが0.5を下回るものはありませんでした。
3.今後の取り組み
・上記の9件について、元設計者が行った計算の考え方などを確認しながら、精査を行います。
・構造安全性確保のための対策が必要な場合は、所有者や売主などの関係者と連携し、検討を行っていきます。