6月7日朝のNHKニュースにおいて報道された件について、以下のとおりお知らせします。

1.経過概要

(1)本日朝のニュース
姉歯被告が取調べにおいて、初めて構造計算で偽装を行ったのは、平成9年確認の中央区のマンションであり、これまで最初の偽装物件としてきた大田区のマンションより前から偽装していたとの供述を始めた。

(2)区の考え方　
当該物件については、計算書等が区に保存されていなかったため、建築主から平成17年12月8日に提出された建築基準法第12条第5項報告などにより提出された資料のチェックや構造安全性についての報告内容をもとに、偽装は認められないと認識している。

(3)居住者対応
昨年12月に、ゼファーより居住者に、姉歯物件であるが構造安全性が確認されている旨が説明されている。

(4)今後の対応
建築主から提出された資料を用い、区独自での再検証を行う。
結果については公表するとともに、居住者対応を行う。

　
2.建物概要

所在地　　　　　　中央区佃3-3-3
構造・階数等　　　鉄筋コンクリート造、8階建て　
用途等　　　　　　共同住宅、20戸（分譲）
建築主　　　　　　(株)ゼファー
設計者　　　　　　(株)井上建築企画研究所（構造設計下請けは姉歯建築設計事務所）
施工者　　　　　　(株)佐藤秀
建築確認　　　　　平成9年5月30日（区による確認）